2014年09月24日
火を放て!!ULAC的火器類の選び方6液体燃料の種類について
皆さんハロにちは。Blastです。
更新が出来ておらず申し訳ありません。月曜に有給を頂いて、3泊4日の星見キャンプに行ってました。
早速ですが、続きを…
このシリーズは数あるキャンプ用品沼の中でも、特に深いと言われてる火器沼の入り口に足を突っ込みかけるこの連載。
ULAC的火器類の選び方についてまとめております。
1回目の序論はこちら
2回目の燃料の種類についてはこちら
3回目の固形燃料についてはこちら
4回目のガス燃料についてはこちら
前回の液体燃料についてはこちら
です。
さてさて、前回の記事で液体燃料の火器について記載しましたが、実は重要な話題で、液体燃料には"種類"がソコソコあるのです。
キャンプギアで使われる燃料は定番はホワイトガソリンですが、これ以外にも
・アルコール
・ガソリン(赤ガス)
・灯油(ケロシン)
・軽油
などがあります。
この順番はツールの入手しやすさ、の順番と思って頂いても問題ありません。
では各燃料はどの様な長所、短所があるのでしょうか?

アルコールは薬局などで入手出来る割と手軽な燃料です。
また小学校で扱うアルコールランプの様に扱い安く、他の燃料と比べて匂いがあまり臭くないのが特徴です。
また、引火点は13℃と低音にもある程度強いです。
デメリットは、まず高い!
500mlで500円前後。1Lで1,000円はかなり高価な燃料です。
そして炎が青く、見え辛いのも点火確認がしにくいと言うこと。火力調整が出来ないツールが多いと言うのもデメリットです。
ランタン、バーナー共に存在しますがオートキャンプでメインに使うには少し使い勝手が悪そうですが、プレヒート目的にアルコールを持ち歩くならば、バーナーなどは物凄く軽量なので一つ持ち歩くのも良いかもしれません。

ホワイトガソリンは別名コールマンフューエルと呼ばれる程、コールマンが普及してさせている燃料です。
当然コールマンのランタン、バーナー、その他メーカーも沢山対応しています。更に割と手に入れやすい、というのも利点です。
短所は、何より高い!
昔は安い、が売りだったホワイトガソリンですが年々価格が上がり、4L2,000円程度だったのが今では4,000円弱…
高いです。
でも一番アウトドア用品で馴染み深い燃料かと言えます。
ランタン、バーナー共に存在し、選択の幅も広いのが特徴です。

続いてガソリンですがいわゆる一般的な自動車用ガソリンでホワイトガソリンに対して赤い色がついてるので赤ガスと呼ばれます。
赤ガスのメリットは日本国内では大概の場所で入手出来る!という点が最も大きなポイントでしょう。
また価格が安いのもメリットです。高くなったと言われてもホワイトガソリンより安い!
道具の入手しやすさは中程度でしょうか?
コールマンジャパンは取り扱いをやめましたが、Dual Fuel モデルはホワイトガソリンと赤ガスの二つが使えるラインナップで、このブログをご覧の皆様ならAmazonなどで買えることをご存知かと思います。
かなり良さげな赤ガスですが、デメリットは…
そこいらに売ってる癖に売って貰えないんです。
基準に叶った容器で無いと売買することが違法なので、ポリタンク持って売って!とお願いしても売って貰えません。セルフのスタンドでは危険物取扱者免状を持っていないと、給油すら出来ません。
あと、ススというか、有害物質が出ます。
まぁ、バンバンそこいらを走り回る車が燃やす燃料なのでなんてこと無いとする向きもありますが、赤ガスはガソリン自体の燃えやすさのコントロールと車のエンジン保護の為に添加剤が入っているのですが、それが有害なそうです。
まぁ、ガソリンバンバン燃やす車が好きでガソリンが燃える匂いが好きなワタクシは気にしません。
ちなみにワタクシは危険物取扱者免状を持ってるので専用タンクさえあれば問題なしなのですが…
上記の様なデメリットがありますが、有害な点に目を瞑れば、バイクでのキャンプをするツーリングキャンパーには向きな燃料です。
法基準に則ったソコソコの容量があるタンクと常に移動していて、少し組み上げるのも可能なバイクならイージーに扱えます。
ランタン、バーナー共に存在しますが、ホワイトガソリンと比べて入手は少し難しいです。

ではでは灯油(ケロシン)のメリットデメリットはどうでしょう。
まず灯油は安い!大体1Lで100円程度。圧倒的な安さです。
更に灯油は引火点が低いので安全です。ガソリンはタバコ咥えて給油したら爆発して死ねますが、灯油はやってはいけないですがタバコ咥えてても爆発はしません。タバコの火が落ちても消えます(条件による)
まぁ、40℃で引火なのが一番安心なポイントです。
つまり締め切った車内で揮発しない限り引火しないのです。
では灯油(ケロシン)のデメリットは?
と言うと、まず臭い!と言う点でしょうか?人によっては"冬の匂い"と呼ばれるあの独特な匂いです。
ワタクシは嫌いではないですが敬遠されがちです。
更にその引火点の低さからくるプレヒートの長さは灯油の大きなデメリットです。灯油の自然発火点は220℃の為、永続的に燃やすには全体が220℃以上必要なため、プレヒートでタバコ1本は必ず吸えます。
ランタン、バーナー共に存在しますが、ホワイトガソリンと比べて入手は少し難しいです。 ひと昔前は主流の燃料だったのですが…
最後に軽油ですが、メリットは手に入れやすく、安いと言う点でしょうか…
デメリットは兎に角ギアが手に入らず、手に入っても専用設計では無い為連続燃焼が難しかったりします。
バーナーは見かけますが、ランタンは殆ど見ません。
これらの燃料の中で好みに合わせて燃料を一種類選んで、器具を揃えて行くのが良いかと思います。
個人的には手軽さはホワイトガソリン、コストパフォーマンスは灯油、でしょうか…
さてさて次回は各シーズン毎の対応について記載します。
お楽しみに☆

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更新が出来ておらず申し訳ありません。月曜に有給を頂いて、3泊4日の星見キャンプに行ってました。
早速ですが、続きを…
このシリーズは数あるキャンプ用品沼の中でも、特に深いと言われてる火器沼の入り口に足を突っ込みかけるこの連載。
ULAC的火器類の選び方についてまとめております。
1回目の序論はこちら
2回目の燃料の種類についてはこちら
3回目の固形燃料についてはこちら
4回目のガス燃料についてはこちら
前回の液体燃料についてはこちら
です。
さてさて、前回の記事で液体燃料の火器について記載しましたが、実は重要な話題で、液体燃料には"種類"がソコソコあるのです。
キャンプギアで使われる燃料は定番はホワイトガソリンですが、これ以外にも
・アルコール
・ガソリン(赤ガス)
・灯油(ケロシン)
・軽油
などがあります。
この順番はツールの入手しやすさ、の順番と思って頂いても問題ありません。
では各燃料はどの様な長所、短所があるのでしょうか?

ピーコック(Peacock) 燃料用アルコール
アルコールは薬局などで入手出来る割と手軽な燃料です。
また小学校で扱うアルコールランプの様に扱い安く、他の燃料と比べて匂いがあまり臭くないのが特徴です。
また、引火点は13℃と低音にもある程度強いです。
デメリットは、まず高い!
500mlで500円前後。1Lで1,000円はかなり高価な燃料です。
そして炎が青く、見え辛いのも点火確認がしにくいと言うこと。火力調整が出来ないツールが多いと言うのもデメリットです。
ランタン、バーナー共に存在しますがオートキャンプでメインに使うには少し使い勝手が悪そうですが、プレヒート目的にアルコールを持ち歩くならば、バーナーなどは物凄く軽量なので一つ持ち歩くのも良いかもしれません。

Coleman(コールマン) エコクリーン
ホワイトガソリンは別名コールマンフューエルと呼ばれる程、コールマンが普及してさせている燃料です。
当然コールマンのランタン、バーナー、その他メーカーも沢山対応しています。更に割と手に入れやすい、というのも利点です。
短所は、何より高い!
昔は安い、が売りだったホワイトガソリンですが年々価格が上がり、4L2,000円程度だったのが今では4,000円弱…
高いです。
でも一番アウトドア用品で馴染み深い燃料かと言えます。
ランタン、バーナー共に存在し、選択の幅も広いのが特徴です。

SOTO ポータブルガソリンボトル
続いてガソリンですがいわゆる一般的な自動車用ガソリンでホワイトガソリンに対して赤い色がついてるので赤ガスと呼ばれます。
赤ガスのメリットは日本国内では大概の場所で入手出来る!という点が最も大きなポイントでしょう。
また価格が安いのもメリットです。高くなったと言われてもホワイトガソリンより安い!
道具の入手しやすさは中程度でしょうか?
コールマンジャパンは取り扱いをやめましたが、Dual Fuel モデルはホワイトガソリンと赤ガスの二つが使えるラインナップで、このブログをご覧の皆様ならAmazonなどで買えることをご存知かと思います。
かなり良さげな赤ガスですが、デメリットは…
そこいらに売ってる癖に売って貰えないんです。
基準に叶った容器で無いと売買することが違法なので、ポリタンク持って売って!とお願いしても売って貰えません。セルフのスタンドでは危険物取扱者免状を持っていないと、給油すら出来ません。
あと、ススというか、有害物質が出ます。
まぁ、バンバンそこいらを走り回る車が燃やす燃料なのでなんてこと無いとする向きもありますが、赤ガスはガソリン自体の燃えやすさのコントロールと車のエンジン保護の為に添加剤が入っているのですが、それが有害なそうです。
まぁ、ガソリンバンバン燃やす車が好きでガソリンが燃える匂いが好きなワタクシは気にしません。
ちなみにワタクシは危険物取扱者免状を持ってるので専用タンクさえあれば問題なしなのですが…
上記の様なデメリットがありますが、有害な点に目を瞑れば、バイクでのキャンプをするツーリングキャンパーには向きな燃料です。
法基準に則ったソコソコの容量があるタンクと常に移動していて、少し組み上げるのも可能なバイクならイージーに扱えます。
ランタン、バーナー共に存在しますが、ホワイトガソリンと比べて入手は少し難しいです。

ダイケントップ(DAIKENTOP) ガース白灯油450ml
ではでは灯油(ケロシン)のメリットデメリットはどうでしょう。
まず灯油は安い!大体1Lで100円程度。圧倒的な安さです。
更に灯油は引火点が低いので安全です。ガソリンはタバコ咥えて給油したら爆発して死ねますが、灯油はやってはいけないですがタバコ咥えてても爆発はしません。タバコの火が落ちても消えます(条件による)
まぁ、40℃で引火なのが一番安心なポイントです。
つまり締め切った車内で揮発しない限り引火しないのです。
では灯油(ケロシン)のデメリットは?
と言うと、まず臭い!と言う点でしょうか?人によっては"冬の匂い"と呼ばれるあの独特な匂いです。
ワタクシは嫌いではないですが敬遠されがちです。
更にその引火点の低さからくるプレヒートの長さは灯油の大きなデメリットです。灯油の自然発火点は220℃の為、永続的に燃やすには全体が220℃以上必要なため、プレヒートでタバコ1本は必ず吸えます。
ランタン、バーナー共に存在しますが、ホワイトガソリンと比べて入手は少し難しいです。 ひと昔前は主流の燃料だったのですが…
最後に軽油ですが、メリットは手に入れやすく、安いと言う点でしょうか…
デメリットは兎に角ギアが手に入らず、手に入っても専用設計では無い為連続燃焼が難しかったりします。
バーナーは見かけますが、ランタンは殆ど見ません。
これらの燃料の中で好みに合わせて燃料を一種類選んで、器具を揃えて行くのが良いかと思います。
個人的には手軽さはホワイトガソリン、コストパフォーマンスは灯油、でしょうか…
さてさて次回は各シーズン毎の対応について記載します。
お楽しみに☆

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Posted by Blast at 08:15│Comments(4)
│キャンプ用品の選び方
この記事へのコメント
こんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
ケロシン化したものの
臭い!と言われて凹んでるワタシです(笑)
まぁホワイトガソリンでも臭いと言われてるので
気にしませんが・・・
プレヒートを横着すると炎上煤だらけになるのは
掃除フェチのワタシにとって萌えですねー(爆)
手間のかかるのが好きなワタシとしては最高の
オモチャです( ´ ▽ ` )ノ
ケロシン化したものの
臭い!と言われて凹んでるワタシです(笑)
まぁホワイトガソリンでも臭いと言われてるので
気にしませんが・・・
プレヒートを横着すると炎上煤だらけになるのは
掃除フェチのワタシにとって萌えですねー(爆)
手間のかかるのが好きなワタシとしては最高の
オモチャです( ´ ▽ ` )ノ
Posted by 謎の職人
at 2014年09月24日 18:00

>謎の職人さん
おはようございます!
灯油の匂いって冬を感じる匂いなので割とワタクシは好きなんですが…
武井は敢えて炎上させて無理くり点火を早くしたりしてます(笑
武井とかはなんか一生モノの道具って感じで弄ってると愛着湧いちゃいますよね。
おはようございます!
灯油の匂いって冬を感じる匂いなので割とワタクシは好きなんですが…
武井は敢えて炎上させて無理くり点火を早くしたりしてます(笑
武井とかはなんか一生モノの道具って感じで弄ってると愛着湧いちゃいますよね。
Posted by Blast
at 2014年09月25日 07:31

おはようございます!
赤ガスはガソリン自体の燃えやすさのコントロールと車のエンジン保護の為に添加剤が入っているのですが、それが有害なそうです。
→知りませんでした。あまり気にはなりませんでしたが、何となくバルタン星人の事が心配になりました。
燃料の多様化により、荷物とコストの増大に悩む僕としては、Blastさんの記事を呼んでいち早く一元化に動かねばと決意を新たにいたしました!
赤ガスはガソリン自体の燃えやすさのコントロールと車のエンジン保護の為に添加剤が入っているのですが、それが有害なそうです。
→知りませんでした。あまり気にはなりませんでしたが、何となくバルタン星人の事が心配になりました。
燃料の多様化により、荷物とコストの増大に悩む僕としては、Blastさんの記事を呼んでいち早く一元化に動かねばと決意を新たにいたしました!
Posted by 川崎(仮)
at 2014年09月25日 08:11

>川崎(仮)さん
おはようございます!いつもコメントありがとうございます^ ^
言われるまでバルタン星人がガソリン好きと知らず、思わずググってしまいました。
彼なら宇宙忍者なので添加剤も別の技に使いそうですね(笑
アレだけ燃料統一なんて言ってますが実は我が家は灯油とホワイトガソリンの2種類使ってます(笑
ただ一回のキャンプで持ち出す燃料は1種類にしてます。
おはようございます!いつもコメントありがとうございます^ ^
言われるまでバルタン星人がガソリン好きと知らず、思わずググってしまいました。
彼なら宇宙忍者なので添加剤も別の技に使いそうですね(笑
アレだけ燃料統一なんて言ってますが実は我が家は灯油とホワイトガソリンの2種類使ってます(笑
ただ一回のキャンプで持ち出す燃料は1種類にしてます。
Posted by Blast
at 2014年09月26日 07:57
