2014年08月08日
間違っているキャンプ用品選び〜テント編⑤パーツ点数について〜
皆さんハロにちは。Blastです。
さてさて、間違っているキャンプ用品選び。テント編、第5回目です。
誰も実践したいとは言っていないのですが(笑
ワタクシが提唱、オススメするULAC(Ultra Light Auto Camp)を実践する為のキャンプギアの選び方について書いています。
1回目記事①序論、はこちら
2回目記事②広さについて、はこちら
3回目記事③重量について、はこちら
前回記事④収納寸について、はこちらです。
前回記事では、誤って次回タープ編などと書いてしまいました。
申し訳ありません。
忘れていました、テントを選ぶ要素、最後の一点。
今回はパーツ点数についてです。
これまでの記事にそってお気軽楽々ULACに最適なテント候補を探すと、二人用テントなら2〜3個位。4人用だと、1〜2個位の候補に絞り込まれているのではないでしょうか?
恐らく今候補に上がっているテントなら、拘り抜いて選んでいるはずなのでものすごく愛着がわくかと思います。
どれでもお気に入りの幕体になるのは間違い無いですが、もし迷っているのであれば、最後、パーツ点数を目安にすると良いです。
何故か。
パーツ点数が多い、と言うことは、それだけ立てる際の手間が多い、と言うことです。
フライシート、インナーテント、ガイライン、ペグ。
これがテントの基本構成です。
この情報を元に、設営時の面倒臭さが、定量的に検討できます。
仕組みは簡単、パーツの数を足して2倍にします。
コレを面倒臭さの指数とし、今回メンドイ度、と称します。
何故これがメンドイ度なのかと言うと、これがある意味、テントを建てる時の手順なのです。
2倍にするのは、設営、撤収で必ずこの手順を2回行う為です。
例えば以前このブログで紹介している3人で丁度なのでは?としていたこのテント。

こちらで有れば、
テント本体として
フライシート×1
インナーテント×1
フレーム(ポール) ×2
自在付きロープ(ガイライン)×4
ペグ ×13
合計21、2倍してメンドイ度42、つまり42の工程を経てテントの設営と撤収を行います。
では同じくSnowPeakのオートキャンプ用で、3人用テント

こちらは
インナー×1
フライシート×1
本体フレーム(ポール)×3
前室フレーム(ポール)×1
ジュラピンぺグ×16
自在付きロープ(ガイライン)
2.5m×2
二又用1.9m×2
二又用1.4m×2
0.7m×2
合計30を2倍してメンドイ度60、こちらは設営、撤収に60工程。
同じメーカーでもこれだけ違います。
更に設営撤収が楽なのが登山用テント。

こちらは付属品の明細の記載がありませんが登山テントは一般的に実際
フライシート×1
インナーテント×1
ポール×2
ペグ×6
ガイライン×2
と言う事が多いです。
となるとパーツ点数は12。2倍の24がメンドイ度です。
そしてどのテントでも、実際に張ってしまえば普段は不要な張り綱などがあり、上記メンドイ度は更に更に低くできますが、半分になることは無く
ダンロップのテントでは恐らく普段の運用ではメンドイ度20が限界かと。
では更にメンドイ度を下げるには、どの様なものがあるかと言うと、
シングルウォールテント

フライシートが無いスタイルですが、恐らくメンドイ度は30。
このモデルはペグが多いのでメンドイ度はさほど低くありませんがダンロップと同様のクロスポールのテントなら恐らくメンドイ度22程度。
減らせて18位でしょうか?
ただ外気と室内を一枚の布だけで隔てている為、自宅で冬場、窓ガラスに見られる様な"結露"がテント内に見られる事もあります。
また、ポールを減らす、と言うのもメンドイ度を下げる有効な手段です。

こちらで有れば、メンドイ度は26。
いずれの手法も当然パーツが減れば重量も下がるので軽量化、コンパクト化も狙えます。
ワタクシが所有しているテントでメンドイ度が一番低いテントは先日ご紹介したNemo Penta Lite
シングルウォールで、ポールも1本。
メンドイ度は実用上は14。
軽くてコンパクト、設営・撤収は最強に楽ですが、当然デメリットも…
結露します…
地面とのスキマがあり冬は使えません…
雨が降ると、テント周りに溝掘っておかないと、テント内に川ができます…
夏場は蚊帳吊らないと虫が来ます…
何より、フロアレスなのでその他小道具が増えます。
こんな感じ

でも最強楽軽アイテムなので、5〜9月位まではほぼメインテントとして使っています。
これで(本当に)テント編は終了。
どんな時も使える万能テントなんて、実際にはありませんが、有る程度、不要な重量やスペースを省いて、体力やスペースを訪問先での遊びに使い、お気軽楽々ULACを楽しんで頂ければと思います。
さて、次回からこそ本当にタープ編です。

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さてさて、間違っているキャンプ用品選び。テント編、第5回目です。
誰も実践したいとは言っていないのですが(笑
ワタクシが提唱、オススメするULAC(Ultra Light Auto Camp)を実践する為のキャンプギアの選び方について書いています。
1回目記事①序論、はこちら
2回目記事②広さについて、はこちら
3回目記事③重量について、はこちら
前回記事④収納寸について、はこちらです。
前回記事では、誤って次回タープ編などと書いてしまいました。
申し訳ありません。
忘れていました、テントを選ぶ要素、最後の一点。
今回はパーツ点数についてです。
これまでの記事にそってお気軽楽々ULACに最適なテント候補を探すと、二人用テントなら2〜3個位。4人用だと、1〜2個位の候補に絞り込まれているのではないでしょうか?
恐らく今候補に上がっているテントなら、拘り抜いて選んでいるはずなのでものすごく愛着がわくかと思います。
どれでもお気に入りの幕体になるのは間違い無いですが、もし迷っているのであれば、最後、パーツ点数を目安にすると良いです。
何故か。
パーツ点数が多い、と言うことは、それだけ立てる際の手間が多い、と言うことです。
フライシート、インナーテント、ガイライン、ペグ。
これがテントの基本構成です。
この情報を元に、設営時の面倒臭さが、定量的に検討できます。
仕組みは簡単、パーツの数を足して2倍にします。
コレを面倒臭さの指数とし、今回メンドイ度、と称します。
何故これがメンドイ度なのかと言うと、これがある意味、テントを建てる時の手順なのです。
2倍にするのは、設営、撤収で必ずこの手順を2回行う為です。
例えば以前このブログで紹介している3人で丁度なのでは?としていたこのテント。

スノーピーク(snow peak) ファル4
こちらで有れば、
テント本体として
フライシート×1
インナーテント×1
フレーム(ポール) ×2
自在付きロープ(ガイライン)×4
ペグ ×13
合計21、2倍してメンドイ度42、つまり42の工程を経てテントの設営と撤収を行います。
では同じくSnowPeakのオートキャンプ用で、3人用テント

スノーピーク(snow peak) アメニティドームS
こちらは
インナー×1
フライシート×1
本体フレーム(ポール)×3
前室フレーム(ポール)×1
ジュラピンぺグ×16
自在付きロープ(ガイライン)
2.5m×2
二又用1.9m×2
二又用1.4m×2
0.7m×2
合計30を2倍してメンドイ度60、こちらは設営、撤収に60工程。
同じメーカーでもこれだけ違います。
更に設営撤収が楽なのが登山用テント。

ダンロップ(DUNLOP) 3人用コンパクト登山テント
こちらは付属品の明細の記載がありませんが登山テントは一般的に実際
フライシート×1
インナーテント×1
ポール×2
ペグ×6
ガイライン×2
と言う事が多いです。
となるとパーツ点数は12。2倍の24がメンドイ度です。
そしてどのテントでも、実際に張ってしまえば普段は不要な張り綱などがあり、上記メンドイ度は更に更に低くできますが、半分になることは無く
ダンロップのテントでは恐らく普段の運用ではメンドイ度20が限界かと。
では更にメンドイ度を下げるには、どの様なものがあるかと言うと、
シングルウォールテント

BIG AGNES(ビッグアグネス) スカウトUL2
フライシートが無いスタイルですが、恐らくメンドイ度は30。
このモデルはペグが多いのでメンドイ度はさほど低くありませんがダンロップと同様のクロスポールのテントなら恐らくメンドイ度22程度。
減らせて18位でしょうか?
ただ外気と室内を一枚の布だけで隔てている為、自宅で冬場、窓ガラスに見られる様な"結露"がテント内に見られる事もあります。
また、ポールを減らす、と言うのもメンドイ度を下げる有効な手段です。

HILLEBERG(ヒルバーグ) アクト
こちらで有れば、メンドイ度は26。
いずれの手法も当然パーツが減れば重量も下がるので軽量化、コンパクト化も狙えます。
ワタクシが所有しているテントでメンドイ度が一番低いテントは先日ご紹介したNemo Penta Lite
シングルウォールで、ポールも1本。
メンドイ度は実用上は14。
軽くてコンパクト、設営・撤収は最強に楽ですが、当然デメリットも…
結露します…
地面とのスキマがあり冬は使えません…
雨が降ると、テント周りに溝掘っておかないと、テント内に川ができます…
夏場は蚊帳吊らないと虫が来ます…
何より、フロアレスなのでその他小道具が増えます。
こんな感じ

でも最強楽軽アイテムなので、5〜9月位まではほぼメインテントとして使っています。
これで(本当に)テント編は終了。
どんな時も使える万能テントなんて、実際にはありませんが、有る程度、不要な重量やスペースを省いて、体力やスペースを訪問先での遊びに使い、お気軽楽々ULACを楽しんで頂ければと思います。
さて、次回からこそ本当にタープ編です。

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Posted by Blast at 07:54│Comments(0)
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