皆様ハロにちは。Blastです。
この連載では手軽なのにかなり楽しめる天体観測器具である"双眼鏡"について書いております。
実は現在定宿のキャンプ場で星見キャンプ中です。
1回目の序論は
こちら
2回目の種類については
こちら
前回のスペックについては
こちら
です。
さてさて、双眼鏡の種類とスペックの見方についてはご案内しました。
今回は前回最後に書いたように、手に取って選ぶ時のポイントについて書きます。
ネットの通販が一般的になったいまではありますが、敢えて双眼鏡はお店に出かけて買うことをお勧めします。
何故か?
理由は単純です。
スペックだけでは分からない事が沢山あるのです。
でもそうは言ってもまずどこで売ってるの?となります。
まずは天文ショップがあればそちらがお勧めです。
次にカメラ屋さん。出来ればカメラもプロ機まで置いてある様な店が良いです(ヨドバシやビッグカメラなど)
身近な所ではホームセンターやおもちゃ屋にも双眼鏡はありますが、あまりそちらはお勧めしません。
何故なら選ぶ幅が相当狭く、置いてある品も星見にはあまりお勧めできるレベルの物がありません。
もし身近にそういうお店が無いのであれば、天文ショップの通販を利用する事をお勧めします。
結構色々相談に乗ってくれますよ!
さてさて、お店に出かけて、まずはスペックで絞り込んだ双眼鏡をズラッと並べてみましょう。
まずは双眼鏡を逆から覗きこみます。
逆から見ると接眼レンズ側がの向こうが小さく見えるかと思いますが、それが前回ご案内した射出ひとみ径です。
これはスペックで分かりますが、実はよく見ておかないといけないのが、小さく見える接眼レンズの向こう側が、真円に近いか?を、チェックします。
これは非常に重要で、これで双眼鏡の中の光路(光の通り道に障害物があるのか?が分かります。
光を集める能力は双眼鏡の口径によって決まりますが、どんな大きな口径の双眼鏡でも、その光が素直に阻まれる事なく目に届かなければ台無しです。
双眼鏡を逆から眺めてそのシルエットが丸くなかった場合、光路内に障害物があると言うことです。
しかしイキナリ反対から覗き込むと
「お客様!反対ですよ」
となる危険性が高い技なので注意が必要です。
更に手に持って普通に覗く時は
重さ
重心
をチェックしましょう。
手に持って観察する前提なので、重さは非常に重要な要件です。
かと言って、樹脂製の筐体では強度が不足し、光路に影響が出ます。
筐体は金属製で出来る限り軽い物を選びましょう。
また、持って構えた時に持ち重りする、前重心の物は観望時疲れてしまいます。
持った時の重心、バランスをよく見ておく事が大切です。
またダハプリズムタイプの双眼鏡では覗いた時に線が出ていないか注意して観察して下さい。
プリズムの接合面の都合で視界に線が入る事があります。
これは個体差なので別の在庫にする事で解消する事が出来ます。
この辺りをチェックしながら、扱い易い双眼鏡を手に入れて下さい。
次回は手に入れた双眼鏡の使い方についてです。
お楽しみに!
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