2014年09月04日
満天の星の光を浴びるには〜星空キャンプの天体望遠鏡④-3予算3万円以内の天体望遠鏡〜
皆さんハロにちはBlastです。
満天の星の光を浴びるには、と題してお送りしてますこのシリーズ。
お届けしているの情報は天体観測を始めてすぐに買うのはよした方が良い天体望遠鏡についてです。
1回目の①序論はこちら
2回目の②架台についてはこちら
3回目の③-1天体望遠鏡の種類についてはこちら
4回目の③-2屈折式天体望遠鏡についてはこちら
5回目の③-3反射式天体望遠鏡についてはこちら
6回目の③-4カタディオプトリック式天体望遠鏡についてはこちら
7回目の④-1使い続けるには、はこちら
前回の④-2予算1万円以内の天体望遠鏡〜、はこちら
です。
このコーナーでは
設置しやすく
見やすい
天体望遠鏡を購入する為に
予算に応じて
①予算1万円以内 格安ではじめてハマったら買い替えますコース
②予算3万円以内 月面散歩を楽しむぞコース
③予算5万円前後キャンプで星空楽しむぞコース
の3コースのオススメ天体望遠鏡を紹介します。
今回は
③予算3万円以内 月面散歩を楽しむぞコース
このコースでは天体観測を始めるに当たって、天体望遠鏡のキホンが分かる物をご紹介しようと思います。
その為には快適な観測に必須の"微動"(専用ツマミでわずかに上下左右を動かす機能)が付いた専用の"架台"を使った本格的な天体望遠鏡セットがオススメです。
ただ、残念ながらこの価格帯ではやっぱり口径の大きな天体望遠鏡は中々手に入りません。
もし、この天体望遠鏡を買って天体観測を始めて、この趣味にハマった時には、もっと大きな天体望遠鏡が欲しくなったり、天体写真や星景写真などの写真撮影にも興味を持つと思います。
その時は、この天体望遠鏡を売ったり、捨てたりせずに持っている方が良いです。
なぜなら、普段家でさっと出して軽く月をみたり、写真撮影に出かけた時にサブとして持って行き、撮影の合間などに観望したり出来るので、無駄になることはありません。
では3万円以内で購入出来る天体望遠鏡のオススメは

Vixen 天体望遠鏡 ミニポルタ A70Lf
お値段24,261円

MIZAR-TEC MT-70R
お値段20,600円
この二つがオススメです。
どちらもワタクシが強くオススメする、微動装置を搭載しています。
さらに31.7mmの接眼レンズ(覗く所)を採用しているので、後から接眼レンズだけを購入して倍率を変更する事も可能です。
ただ過剰な倍率にしてしまうと、暗く見辛くなってしまいます。
倍率を変更する時は口径の2倍程度までが適正倍率です。
上記の天体望遠鏡はどちらも口径70mmなので、140倍が限度です。
じゃあ倍率はどうやったら分かるのか、こちらは天体望遠鏡の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ると倍率になります。確か中学校で習いましたね。
付属のレンズの最大倍率で言うと
Vixen製の物なら142倍
MIZAR-TEC製の物なら77倍
です。実はこの辺りが価格差の現れでして、MIZAR-TEC製の物を買うなら5mmの接眼レンズを買うのもアリです。コレが大体1万程度になりますが、もし新たな天体望遠鏡を持っても5mmの接眼レンズは大概つかえます。
ただ、倍率は低い順に接眼レンズを交換しながら観望した方が最初は分かり易いので、接眼レンズの追加は効果的です。
Vixen製を選ぶなら付属の接眼レンズの中間になる接眼レンズを買うとイイでしょう。
また倍率を求めずに使い易さを追求して微動装置のハンドルを交換するのもアリです。
(個人的にはこちらがオススメ)
その上で性能面では架台はMIZAR-TECに軍配が上がります。
実はMIZAR-TEC、30代後半の人しか覚えて無いと思いますが、多くの人が天体観測に興味を持ったハレー彗星来訪の頃、使い易い天体望遠鏡を作る優良メーカーとして名を馳せた会社でして、そのMIZAR-TECが満を持して発表したK型架台が採用されています。
ベテランの方も太鼓判を押す架台です。
が…
残念な事に時は流れ、今では当時二流とされていたVixenが良質な製品をたくさん開発し、圧倒的な国内シェアを誇っています。
一方Vixen製品の架台も劣りません。ベテランにも大人気のポルタ経緯台のコンパクト版、使い易いです。
さてさて、甲乙付け難いこの二機種を購入して楽しめる観望対象は
月
惑星
二重星
メシエ天体
などが十分に楽しめます。
木星のシマシマとガリレオが観察した4つの衛星や、土星の輪っかのスキマ、オリオン座の星雲や、すばる、ちょっと暗い場所ならアンドロメダ銀河など、色々な物を観察できます。
何よりこの二機種は軽いので
「今日はよく晴れてるから…」
とお風呂上がりに自宅でじっくりお月見、惑星観望をササッとするのにも向きます。
特に月はオススメです。
前回紹介した35倍の天体望遠鏡より倍率が高いので、視野いっぱいに月の表明が広がり、月の表面がまじまじと観察出来ます。
微動装置を駆使しながら、ゴツゴツとしたクレーターの作る影や、普段暗く見えているだけの月の海にも高低差があるのが分かる為、まるで月面を散歩しているような気分が味わえますよ。
意外に感じられるかもしれませんが、月の観測には満月よりも、欠けた状態、出来れば半分以上が欠けた時期の方が陰影が濃くて見応えがありますよ!
とりあえず、この二機種なら恐らく大切に使えば長く使える天体望遠鏡になると思います。
長く愛用して、楽しい天体観測ライフをエンジョイしてください。
さてさて、次回は③予算5万円前後 キャンプで星空楽しむぞコース!
お楽しみに!

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満天の星の光を浴びるには、と題してお送りしてますこのシリーズ。
お届けしているの情報は天体観測を始めてすぐに買うのはよした方が良い天体望遠鏡についてです。
1回目の①序論はこちら
2回目の②架台についてはこちら
3回目の③-1天体望遠鏡の種類についてはこちら
4回目の③-2屈折式天体望遠鏡についてはこちら
5回目の③-3反射式天体望遠鏡についてはこちら
6回目の③-4カタディオプトリック式天体望遠鏡についてはこちら
7回目の④-1使い続けるには、はこちら
前回の④-2予算1万円以内の天体望遠鏡〜、はこちら
です。
このコーナーでは
設置しやすく
見やすい
天体望遠鏡を購入する為に
予算に応じて
①予算1万円以内 格安ではじめてハマったら買い替えますコース
②予算3万円以内 月面散歩を楽しむぞコース
③予算5万円前後キャンプで星空楽しむぞコース
の3コースのオススメ天体望遠鏡を紹介します。
今回は
③予算3万円以内 月面散歩を楽しむぞコース
このコースでは天体観測を始めるに当たって、天体望遠鏡のキホンが分かる物をご紹介しようと思います。
その為には快適な観測に必須の"微動"(専用ツマミでわずかに上下左右を動かす機能)が付いた専用の"架台"を使った本格的な天体望遠鏡セットがオススメです。
ただ、残念ながらこの価格帯ではやっぱり口径の大きな天体望遠鏡は中々手に入りません。
もし、この天体望遠鏡を買って天体観測を始めて、この趣味にハマった時には、もっと大きな天体望遠鏡が欲しくなったり、天体写真や星景写真などの写真撮影にも興味を持つと思います。
その時は、この天体望遠鏡を売ったり、捨てたりせずに持っている方が良いです。
なぜなら、普段家でさっと出して軽く月をみたり、写真撮影に出かけた時にサブとして持って行き、撮影の合間などに観望したり出来るので、無駄になることはありません。
では3万円以内で購入出来る天体望遠鏡のオススメは

Vixen 天体望遠鏡 ミニポルタ A70Lf
お値段24,261円

MIZAR-TEC MT-70R
お値段20,600円
この二つがオススメです。
どちらもワタクシが強くオススメする、微動装置を搭載しています。
さらに31.7mmの接眼レンズ(覗く所)を採用しているので、後から接眼レンズだけを購入して倍率を変更する事も可能です。
ただ過剰な倍率にしてしまうと、暗く見辛くなってしまいます。
倍率を変更する時は口径の2倍程度までが適正倍率です。
上記の天体望遠鏡はどちらも口径70mmなので、140倍が限度です。
じゃあ倍率はどうやったら分かるのか、こちらは天体望遠鏡の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ると倍率になります。確か中学校で習いましたね。
付属のレンズの最大倍率で言うと
Vixen製の物なら142倍
MIZAR-TEC製の物なら77倍
です。実はこの辺りが価格差の現れでして、MIZAR-TEC製の物を買うなら5mmの接眼レンズを買うのもアリです。コレが大体1万程度になりますが、もし新たな天体望遠鏡を持っても5mmの接眼レンズは大概つかえます。
ただ、倍率は低い順に接眼レンズを交換しながら観望した方が最初は分かり易いので、接眼レンズの追加は効果的です。
Vixen製を選ぶなら付属の接眼レンズの中間になる接眼レンズを買うとイイでしょう。
また倍率を求めずに使い易さを追求して微動装置のハンドルを交換するのもアリです。
(個人的にはこちらがオススメ)
その上で性能面では架台はMIZAR-TECに軍配が上がります。
実はMIZAR-TEC、30代後半の人しか覚えて無いと思いますが、多くの人が天体観測に興味を持ったハレー彗星来訪の頃、使い易い天体望遠鏡を作る優良メーカーとして名を馳せた会社でして、そのMIZAR-TECが満を持して発表したK型架台が採用されています。
ベテランの方も太鼓判を押す架台です。
が…
残念な事に時は流れ、今では当時二流とされていたVixenが良質な製品をたくさん開発し、圧倒的な国内シェアを誇っています。
一方Vixen製品の架台も劣りません。ベテランにも大人気のポルタ経緯台のコンパクト版、使い易いです。
さてさて、甲乙付け難いこの二機種を購入して楽しめる観望対象は
月
惑星
二重星
メシエ天体
などが十分に楽しめます。
木星のシマシマとガリレオが観察した4つの衛星や、土星の輪っかのスキマ、オリオン座の星雲や、すばる、ちょっと暗い場所ならアンドロメダ銀河など、色々な物を観察できます。
何よりこの二機種は軽いので
「今日はよく晴れてるから…」
とお風呂上がりに自宅でじっくりお月見、惑星観望をササッとするのにも向きます。
特に月はオススメです。
前回紹介した35倍の天体望遠鏡より倍率が高いので、視野いっぱいに月の表明が広がり、月の表面がまじまじと観察出来ます。
微動装置を駆使しながら、ゴツゴツとしたクレーターの作る影や、普段暗く見えているだけの月の海にも高低差があるのが分かる為、まるで月面を散歩しているような気分が味わえますよ。
意外に感じられるかもしれませんが、月の観測には満月よりも、欠けた状態、出来れば半分以上が欠けた時期の方が陰影が濃くて見応えがありますよ!
とりあえず、この二機種なら恐らく大切に使えば長く使える天体望遠鏡になると思います。
長く愛用して、楽しい天体観測ライフをエンジョイしてください。
さてさて、次回は③予算5万円前後 キャンプで星空楽しむぞコース!
お楽しみに!

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Posted by Blast at 07:25│Comments(2)
この記事へのコメント
おはようございま〜す♪
昨日コルキットスピカ届きました!
むすめたちも興味津々なので週末に工作して
使ってみます(≧∇≦)
天体望遠鏡選びの続編もしっかり読ませて頂きました。
素人にもわかりやすく大変助かります〜
昨日コルキットスピカ届きました!
むすめたちも興味津々なので週末に工作して
使ってみます(≧∇≦)
天体望遠鏡選びの続編もしっかり読ませて頂きました。
素人にもわかりやすく大変助かります〜
Posted by 謎の職人
at 2014年09月04日 08:16

>謎の職人さん
はじめての一日2コメント!ありがとうございます(^^)
届いたんですね!
ワクワクしますね。
何かわからない事があったらコメント、メールで連絡下さい( ̄^ ̄)ゞ
はじめての一日2コメント!ありがとうございます(^^)
届いたんですね!
ワクワクしますね。
何かわからない事があったらコメント、メールで連絡下さい( ̄^ ̄)ゞ
Posted by Blast
at 2014年09月04日 19:17
