2014年08月27日
満天の星の光を浴びるには〜星空キャンプの天体望遠鏡③-3反射式天体望遠鏡望遠鏡について〜
皆さんハロにちはBlastです。
満天の星の光を浴びるには、と題してお送りしてますこのシリーズ。
お届けしているの情報は天体観測を始めてすぐに買うのはよした方が良い天体望遠鏡についてです。
1回目の①序論はこちら
2回の②架台についてはこちら
3回目の③-1天体望遠鏡の種類についてはこちら
前回の③-2屈折式天体望遠鏡についてはこちら
です。
さてさて、3回目の③-1天体望遠鏡の種類についてで、天体望遠鏡は
・性能は口径の大きさで決まる
・光を集める方法はレンズか鏡を使う2種類ある
・種類はレンズを使う方法と、鏡を使う方法と、レンズと鏡を使う方法の3種類ある
とお伝えしました。
今回はその3種類の天体望遠鏡の中でレンズを使う、反射式天体望遠鏡についてまとめてみます。
反射式天体望遠鏡はある意味分かり易い名前で鏡に光を"反射"させて光を集めると言う単純な仕組みの天体望遠鏡です。
一般的にはパラボラアンテナと同じ放物面にしてある鏡が筒の下側に置いてあります。
そして筒の上側に設けた副鏡に反しさせ、さらに光を集めて観察するものです。
鏡の枚数に応じて、
・鏡二枚
ニュートン方式
カセグレン方式(派生型多数あり)
グレゴリー方式
・鏡三枚
ナミナス方式(派生型あり)
と言った沢山の種類があります。
いずれの方式も仕組みは簡単、要は合わせ鏡です。
が…
構造は屈折式に比べると複雑です。
必ず2枚以上の鏡を精密に合わせ鏡にしておかなくてはいけません。
結構これが厄介な事で、かなり微妙な調整をして光の通り道"光路"の軸、"光軸"を調整して合わせる必要があります。
そして鏡の枚数が多いほど当然調整ポイントは増えるので、当然ですが初めての天体望遠鏡に向くのは鏡二枚の天体望遠鏡になります。
まぁ、売って無いですし…
二枚鏡の天体望遠鏡で手に入れやすいのはニュートン方式の反射式天体望遠鏡でしょう。

(Wikipediaより拝借)
ニュートン式反射望遠鏡は、こんな感じで、望遠鏡内奥側にある主鏡に入った星の光を望遠鏡の前側にある副鏡に潜望鏡の用量で反射させ、望遠鏡前側にある接眼部にとどける仕組みです。
と言う事で初めての天体望遠鏡に向く反射式天体望遠鏡は販売量の多いニュートン式反射望遠鏡になるかと思います。
ではニュートン式反射望遠鏡はどのような特徴があるかまとめてみます。
利点
・色にじみがほぼ無い
レンズを使わずに光をそのまま反射為せて集めるので色にじみがほぼありません。
・容易に大口径が得られる
性能の良い大口径天体望遠鏡を安価に手に入れる事が出来ます
・安い
レンズに比べると安価に製作出来る鏡を使っているのでコストパフォーマンスは良いです。
欠点
・コマ収差が出る
凹面鏡はその形状により、中心部に写っている物はシャープに見えますが、端に寄れば寄る程中心方向へ引き伸ばされた様な姿になります。
・分かりにくい
接眼部が先端部分にある為、慣れたら何てこと無いですが、最初は何処から覗くのか分からない場合が多いです。
ホームセンターに置いてある場合、逆さまに展示してあることもままあります…(ーー;)
・光軸調整が必要
前述の通り、合わせ鏡の各々の向きを調整してあげる必要があります。
・温度の影響を受けやすい。
屈折式天体望遠鏡とは違い、オープンな筒で作られる反射式天体望遠鏡は筒の中と外の気温の違いにより空気が揺らぎ、観察しにくくなることがあります。
欠点は克服する方法があります。
コマ収差は、専用の補正レンズ、コマコレクターを使う事で解消出来ます。
分かりにくいのも、最初だけで慣れてしまえば大抵問題ありません。
光軸調整ですが、最近は光軸が狂い難い製品が多いです。またコレも慣れの問題でもありますので、説明書に沿って自分、またはメーカーで調整すれば大丈夫です。
温度変化の影響は、ファンを着ける、しばらく放置して天体望遠鏡自体を周囲の温度に馴染ませる、と言った対応だけである程度収まります。
個人的な考えでは
・口径150mm〜250mm程度
の天体望遠鏡が良いのでは無いでしょうか?
ただ、先日の屈折式天体望遠鏡と比べると一気に大口径になり、価格もそれなりになってきます。
ただ、天体望遠鏡はその他の家電などとは違い、一度手に入れて、ちゃんとメンテナンスをしていれば、古い物でもしっかり見れます。
末長く愛用出来るお気に入りの一本を見つけて下さい(^^)
反射式望遠鏡では以前このブログでも紹介した、

Ninja-320とかがワタクシも気になっております。
さてさて、次回はカタディ式天体望遠鏡についてです。
お楽しみに!

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満天の星の光を浴びるには、と題してお送りしてますこのシリーズ。
お届けしているの情報は天体観測を始めてすぐに買うのはよした方が良い天体望遠鏡についてです。
1回目の①序論はこちら
2回の②架台についてはこちら
3回目の③-1天体望遠鏡の種類についてはこちら
前回の③-2屈折式天体望遠鏡についてはこちら
です。
さてさて、3回目の③-1天体望遠鏡の種類についてで、天体望遠鏡は
・性能は口径の大きさで決まる
・光を集める方法はレンズか鏡を使う2種類ある
・種類はレンズを使う方法と、鏡を使う方法と、レンズと鏡を使う方法の3種類ある
とお伝えしました。
今回はその3種類の天体望遠鏡の中でレンズを使う、反射式天体望遠鏡についてまとめてみます。
反射式天体望遠鏡はある意味分かり易い名前で鏡に光を"反射"させて光を集めると言う単純な仕組みの天体望遠鏡です。
一般的にはパラボラアンテナと同じ放物面にしてある鏡が筒の下側に置いてあります。
そして筒の上側に設けた副鏡に反しさせ、さらに光を集めて観察するものです。
鏡の枚数に応じて、
・鏡二枚
ニュートン方式
カセグレン方式(派生型多数あり)
グレゴリー方式
・鏡三枚
ナミナス方式(派生型あり)
と言った沢山の種類があります。
いずれの方式も仕組みは簡単、要は合わせ鏡です。
が…
構造は屈折式に比べると複雑です。
必ず2枚以上の鏡を精密に合わせ鏡にしておかなくてはいけません。
結構これが厄介な事で、かなり微妙な調整をして光の通り道"光路"の軸、"光軸"を調整して合わせる必要があります。
そして鏡の枚数が多いほど当然調整ポイントは増えるので、当然ですが初めての天体望遠鏡に向くのは鏡二枚の天体望遠鏡になります。
まぁ、売って無いですし…
二枚鏡の天体望遠鏡で手に入れやすいのはニュートン方式の反射式天体望遠鏡でしょう。

(Wikipediaより拝借)
ニュートン式反射望遠鏡は、こんな感じで、望遠鏡内奥側にある主鏡に入った星の光を望遠鏡の前側にある副鏡に潜望鏡の用量で反射させ、望遠鏡前側にある接眼部にとどける仕組みです。
と言う事で初めての天体望遠鏡に向く反射式天体望遠鏡は販売量の多いニュートン式反射望遠鏡になるかと思います。
ではニュートン式反射望遠鏡はどのような特徴があるかまとめてみます。
利点
・色にじみがほぼ無い
レンズを使わずに光をそのまま反射為せて集めるので色にじみがほぼありません。
・容易に大口径が得られる
性能の良い大口径天体望遠鏡を安価に手に入れる事が出来ます
・安い
レンズに比べると安価に製作出来る鏡を使っているのでコストパフォーマンスは良いです。
欠点
・コマ収差が出る
凹面鏡はその形状により、中心部に写っている物はシャープに見えますが、端に寄れば寄る程中心方向へ引き伸ばされた様な姿になります。
・分かりにくい
接眼部が先端部分にある為、慣れたら何てこと無いですが、最初は何処から覗くのか分からない場合が多いです。
ホームセンターに置いてある場合、逆さまに展示してあることもままあります…(ーー;)
・光軸調整が必要
前述の通り、合わせ鏡の各々の向きを調整してあげる必要があります。
・温度の影響を受けやすい。
屈折式天体望遠鏡とは違い、オープンな筒で作られる反射式天体望遠鏡は筒の中と外の気温の違いにより空気が揺らぎ、観察しにくくなることがあります。
欠点は克服する方法があります。
コマ収差は、専用の補正レンズ、コマコレクターを使う事で解消出来ます。
分かりにくいのも、最初だけで慣れてしまえば大抵問題ありません。
光軸調整ですが、最近は光軸が狂い難い製品が多いです。またコレも慣れの問題でもありますので、説明書に沿って自分、またはメーカーで調整すれば大丈夫です。
温度変化の影響は、ファンを着ける、しばらく放置して天体望遠鏡自体を周囲の温度に馴染ませる、と言った対応だけである程度収まります。
個人的な考えでは
・口径150mm〜250mm程度
の天体望遠鏡が良いのでは無いでしょうか?
ただ、先日の屈折式天体望遠鏡と比べると一気に大口径になり、価格もそれなりになってきます。
ただ、天体望遠鏡はその他の家電などとは違い、一度手に入れて、ちゃんとメンテナンスをしていれば、古い物でもしっかり見れます。
末長く愛用出来るお気に入りの一本を見つけて下さい(^^)
反射式望遠鏡では以前このブログでも紹介した、

Ninja-320とかがワタクシも気になっております。
さてさて、次回はカタディ式天体望遠鏡についてです。
お楽しみに!

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Posted by Blast at 07:28│Comments(0)
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