ポータブル赤道儀を使ってみよう4、ポタ赤と三脚について

Blast

2014年12月03日 07:38

皆さんハロにちはBlastです。
この連載では、以前"ンなモン無くても星は撮れる"と断じたポータブル赤道儀(通称ポタ赤)をネタ不足の為ご紹介しております。
決してポタ赤最高!買いましょ!買いましょ!と言う記事ではありません(笑

1回目のはじめにはこちら
2回目のポータブル赤道儀とは、はこちら
前回のポタ赤を使う場面とは?はこちら
です。

さてさて、今回はポータブル赤道儀(以下ポタ赤)を使う上で必須なツール、三脚についてです。

なぜ三脚か?

実はポタ赤は簡易で軽量な赤道儀として設計されているので、腰下と言われる脚部分が無いものが殆どです。

しかし!

ポタ赤を使う上では必ず三脚が必要になります。
しかしこの三脚について詳しく説明された物は少ない為、意外と適当にセレクトされているのを見ます。

これが実は後々大きく響いて来るポイントです。

有り合わせのカメラの重量に合わせて買った三脚だと

風の影響
振動の影響
しっかりと止まらない

などのトラブルに見舞われます。

何故か?

答えは単純です。

三脚の上には

ポタ赤とカメラが載る

からです。

大体の場合において、三脚を最初に買う場合、手持ちのカメラの重量程度かその2倍程度の耐荷重の物を買うのが一般的です。

重量程度のモデルの場合、即アウト。
重量の2倍程度だった場合はそのカメラにより対応可否が分かれます。

ではどんな三脚を買えば良いか?
となると、ここはポタ赤のスペックを参照していく方が良いでしょう。

ポタ赤の重量+ポタ赤の最大耐荷重×1.5

この程度のスペックの三脚は大概必要になります。

そして三脚選びでその後の使い勝手て繋がる重要な部分が雲台です。

雲台とはカメラの上下左右、傾きを調整して固定するカメラと三脚の脚部を結ぶパーツを指します。

一般的なモデルでは三脚と雲台が一体になって販売されており、余り後からの変更を意識しない作りとなっています。

大型三脚は脚と雲台を別々に変えるものがあります。

しかしこの雲台、ポタ赤では回転軸(極軸)の中心を北極星に合わせる、という作業が必ず付いて回りますが、その際に必ず操作する物です。

この時にオススメなのが、3Way雲台です。

上下、左右、傾きをコントロールするので3wayと呼ばれています。

中でもそれぞれをツマミでいじれるギアヘッドが一番調整が細かくできるのでオススメですが…


(画像は公式webサイトより拝借)

この仕組みを搭載した雲台はManfrott製の物しかなく、最安値モデルの410 Junior Gear Headでも3万弱…



しかもこれ以外に脚を買う必要があると思うと中々おいそれと手が出ない品です。

が、調整範囲は最も細かく、ポタ赤を運用する中では最も使いやすいのは間違いないです。

それ以外の製品ではいわゆる普通の3way雲台やビデオ用とされる雲台が使いやすいのではないでしょうか?

そしてお店で三脚の、特に雲台部の良し悪しを判断する際は、必ず使用する予定のカメラとポタ赤同等重量の物を搭載させて、微妙な角度調整を実施する事をオススメします。

実はこの雲台、動かしやすさは荷重がかかっている時でしか実使用感はわかりません。

そのテストを厭うようなカメラ屋さんは少しアテにならないかも?

と思うほどその後の使い勝手に響きます。

ポタ赤に無くてはならない三脚、後で後悔しない様に納得の出来てる物をゲットして下さい(^^)

さてさて、次回はポタ赤の意外な使い道について。

実はBlast家ではポタ赤は写真を撮影する為に活躍するのは3割程度です。

その使い方についてご紹介します。
お楽しみに!

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